もっと知りたい感染対策

接触感染?飛沫感染?エアロゾル感染?どう違うの?どう対策すればいいの?
「近づかない」「取り込まない」「持ち込まない」をキーワードに、しっかり知識をつけて感染対策を行い、リスクを下げることが大切です。

感染はどのようにして起こる?

接触感染

患者のせき・くしゃみなどが付着したところを触ると、手などにウイルスがつきます。これが体の中に取り込まれることによっておこる感染です。

飛沫感染

患者のせき・くしゃみなどのしぶきを取り込むことによって起こる感染です。

エアロゾル感染

空気中にある、ウイルスが付着した、目に見えないものを取り込むことによって起こる感染です。細かく分けると次の2つがあります。

飛沫核感染

微細な飛沫を核として、いろいろなものが付着したものが感染源となります。

塵埃感染

塵埃(「ちり」や「ほこり」)にウイルスが付着したものが感染源となります。

それぞれの対策法

大前提として「近づかない」ことが大事。「外出機会をなくす」「人混みに入らない」ことができればそれに越したことはありません。しかし、それを100%行うことはできませんから、「取り込まない」「持ち込まない」ために、下記の対策を取ることになります。

接触感染

ウイルスにさわらない、万が一触ってしまったら洗い流す、という方法になります。具体的には、手指消毒(手洗いなど)があります。

飛沫感染

飛沫は、パーティーションなどで、ある程度せき止めることができます。

エアロゾル感染(飛沫核感染、塵埃感染など)

微細な飛沫や塵埃は、せき止めることができないものが多いです。よって、これらに対しては、フィルタで除去するか、付着しているウイルスを不活化・分解するアプローチが必要です。